外壁診断って?
外壁というのは、読んで字のごとく壁面のこと。
建物を建てたばかりならツルツルと美しい壁面も、時間を経るごとに雨風や太陽の紫外線を受けて悼んできます。
ひび割れや、素材の剥がれ(剥離)のように一見して分かるものから、精密な調査をしないと分からない程度のものまであります。
どのように調査をするかというと、打診調査といってお医者さんが患者さんの胸を打診するように叩いて調べたりします。平成20年の定期報告制度改正から、外壁の全面打診をするよう義務づけられました。
また目に見えない深部の痛みに関しては赤外線サーモグラフィを使えば、剥がれ、浮きを遠くからでも把握することが出来ます。
そもそもなぜ定期報告の必要性が問われているかというと、マンションなど高層建築物のタイルなどの外壁の素材が落下して、通行人に危険だったり、自動車など他人の所有物を損壊させるおそれがあるからです。
特に高層建築物や、地震の多い地域、また逆に地震がきておらず、今後マグニチュード7程度以上の大地震がくることが予想される地域では特に重要といえるでしょう。
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