建物調査

外壁診断、外壁調査とは?その必要性

外壁調査、外壁診断はなぜ必要なのでしょうか。

 

阪神淡路大震災をきっかけに耐震設計などの基準が変わりました。

 

地震だけでなく、経年劣化などにより脆くなり、素材の一部が落下して歩行者が怪我をするなどを防ぐ必要があります。

 

また大震災でなくとも振動・衝撃によりガラス窓が破損、散開する危険性があります。

 

それらの二次災害を防ぐためにも、建物の壁面(外壁)が破損する可能性がないか定期的に外壁診断、調査することが義務づけられています。

 

建物完成(竣工)から2年以内に外壁診断を行います。
以降は3年以内に1度の診断。
完成から10年ほど経過すると全面的な診断をします。

 

 

国土交通省による剥落による災害防止のためのタイル外壁、モルタル塗り外壁診断の指針では、タイル外壁、モルタル塗り外壁を有する建物の所有者または管理者は、その建物の用途、規模、階数を問わず、最低限、指針で定める「災害危険度」の大きい壁面について、定期的外壁診断及び臨時外壁診断を実施しなければならない。としています。

 

これを怠ったことにより、マンションの壁面がはがれ落ちて通行人に当たり亡くなった事件もあります。

 

起きてからでは遅いのが災害対策。定期的な外壁調査、外壁診断をおすすめします。

 

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